このサイトを制作したのには訳があります。私自身の
両親共に脳卒中(脳梗塞)を患い、その後遺症と
必死に闘っているためです。
その闘病の経験を活かして、多くの苦しむ人、
家族の方のために、何か伝える必要があるのではと
考え、サイトを制作することにしました。
後悔の言葉ばかりです。つい昨日まで動いていた身体が、全く動かないのですから。
言葉はもちろん、歩くことも、食事・トイレ・着替えなども満足にできません。
ただ人の手を借りて、ベットに横たわるだけでした。よだれが垂れていることに気づくこともなく。
家族の側からしても、「まさか自分の親が」と
その驚きとショックは隠しきれません。
「昨日まであんなに元気だったのに・・・」
元気な姿と病院での姿のギャップに愕然とします。
「何とかできないのか」
そう考えて、インターネットで様々な情報を探しましたが、
なかなか良い情報が見つかりませんでした。
脳卒中(脳梗塞)についての情報はありますが、脳卒中(脳梗塞)になった患者の家族の視点に
立った情報があまりに少なかったのです。そこで、私は考えました。
脳卒中(脳梗塞)になった患者の家族の視点に立ったサイトを作ろうと。
そうすれば、困っている家族の方に、少しでも有益な情報が提供できると考えたからです。
それが、両親が脳卒中になった経験を、ただの後悔に終わらせるのではなく、
多くの人の役に立つことへと転換させることができると思ったのです。
このサイトでは、実際の発症から、リハビリまでの過程での様々な情報を提供していく事にします。
私見ですが、リハビリをいかに行うかで、その後の回復に大きな差が出ます。
そのリハビリの過程についても、細かく説明していきます。
現在、私の父は後遺症が完全に残ると言われたにも関わらず、
普通に日常生活を送れるようになっています。
これは、奇跡が重なった部分もあります。
母は、「左半身に完全に麻痺は残りますよ」
「もう手は動かない、そう思って下さい」と言われた状態から、
驚異的な回復を見せています。左手も徐々に動くようになり、
手を握って少しずつ開けるようになり、
今では、杖を使って一人で歩いています。
その後も、どんどん回復しているように思います。
病院だけに頼るのではなく、諦めずに、家族としてできることを積極的に行ったことが、
回復を促進したと思います。これは、完全に”家族と周囲のサポート”によるものと考えます。
その様々な内容を包み隠さず、お伝えしようと考えています。
※上記の写真は全てイメージ写真となります。